五穀豊穣を願う法多山「田遊祭」

袋井市シティプロモーション

2018年01月08日 17:00


法多山では、毎年7日に「田遊祭」が行われます。
この神事は室町時代から続くものです。

田遊は、年の初めに米作りの1連の作業を模擬的に演じて豊作を祈願する神事で、民間に広く伝わっています。


法多山では、午前11時頃から本堂を目指して時代装束に身を包んだ村方衆と寺方衆が杉並木の参道を進み、概ね正午から村方衆により本堂前の北谷寺(ほっこくじ)で七段の舞が奉納されます。


七段の舞は、米作りの過程を七段構成の舞楽で表現したもので、地元「法多山田遊保存会」この行事の保存・継承に努めています。
国の無形民俗文化財にも指定されています。(広報ふくろい1月号で紹介していますのでご覧ください)

第1段 太刀の舞
第2段 棒の舞
第3段 白鍬(しらくわ)
第4段 田打ち・牛ほめ
第5段 のっとう
第6段 鳥追い
第7段 そうとめ

太刀の舞と棒の舞で太子堂を清めた後、模擬耕作が行われます。
田打ち・牛ほめのユーモラスな動きと、そうとめの機敏な舞は見どころです。

祭りの最後の放ち矢の神事の後に、福餅投げが行われました。

今年一年、災害が無く、豊作になるよう皆さんで祈りましょう。

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