こんにちは、シティプロモーション室の毒島です!
静岡理工科大学の研究や技術、施設について知り、大学を生かすことによって地域産業の活性化を図るため、2月7日(水)に袋井市産学官交流会を開催しました。
静岡理工科大学を会場に、袋井市をはじめ浜松市や磐田市、掛川市などから製造業などの企業が参加しました。
同大学理工学部 機械工学科の後藤昭弘教授が
「金型材料の新しい分析技術、加工技術の確立をめざして」と題し講演。
「超硬合金など性能がよい材料は加工しづらい。
加工が難しい材料の究極の加工方法として、電解液処理装置システムを開発し、『電解加工』の探究をしています。」
「普通の加工技術は早く加工処理すると面の精度が荒くなるが、電解加工は早い加工処理をすると面の精度が高くなるという傾向があります。」
同大学理工学部 物質生命科学科の小土橋陽平講師は
「医工連携による機能性高分子について」の題で講演しました。
「機能性高分子はアンチエイジング皮脂素材の開発など夢のある研究分野。
火傷跡のケロイド形成を防ぐ新たな高分子被覆材の研究開発をしています。」
「機能性高分子を活用した製品開発の最大のポイントは、あれもこれも追加するのではなく材料の引き算をし、よりシンプルな機能にすることで効果を高めること。」
参加者は熱心に聞き入り、金属加工や合成樹脂等を扱う企業の方から「大変参考になった」との意見がありました。
大学食堂に場所を移して行われた交流会には、静岡理工科大学学長、袋井市副市長、袋井商工会議所会頭、浅羽町商工会会長、(公財)浜松地域イノベーション推進機構フォトンバレーセンター副センター長、産業支援機関職員なども参加。
大学教員と地域企業からの参加者が交流を深めました。
理工科大学では、様々な技術の研究や開発が行われているのですね。
地元企業の皆さんと一緒に、新製品の開発などにつながったらワクワクしますね